神奈川県の大磯町で毎年行われる海外で行われる火祭りは、小正月に開催される特別なイベントで、全国的には「どんど焼き」としても知られています。
この祭りでは、正月飾りや松や竹が焚かれ、その炎で団子や餅を焼いて食べる儀式が行われ、参加者は健康と幸福を願います。
関東地域でも最大規模の火祭りとして知られています。
この祭りの見どころには、「セエトバレエ」と「ヤンナゴッコ」があります。
「セエトバレエ」は、言葉の語源から「サイト払い」とも呼ばれ、正月飾りや松や竹を積んだ9つの「サイト」と呼ばれる山が一斉に焼かれるメインの儀式です。
「ヤンナゴッコ」は、海と浜に裸の男たちが分かれ、ソリ状の台に乗せた「仮宮」を引っ張り合う綱引きのような行事です。
この儀式は豊漁を祈願し、厄災を避けるために行われるとされています。
大磯の左義長2024いつから?日程など基本情報
新年が始まり、お正月三が日も過ぎ去り、多くの人々が仕事を再開し、新しい日常に移行し始めている時期です。
私もお正月に食べ過ぎてしまい、疲れた胃を七草がゆで癒し、仕事に向かっています。
お正月には、皆さんがしめ縄や縁起物を玄関や車などに飾ったことでしょう。
そのような飾り物を焼いて、無病息災を願う祭りである「とんど焼き」が行われています。今回は神奈川県の大磯北浜海岸で行われる「大磯の左義長」を紹介します。
このお祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されており、開催日程は以下の通りです。
お住まいが近く、またはご興味がある方は、ぜひ参加してみてください。
【開催日】
2024年1月14日(日)
【開催時間】
火入れ時刻 18:30頃
【場所】
大磯北浜海岸
神奈川県大磯町大磯1990番地より先
大磯の左義長の読み方
一応ですが、確認しておきましょう。
大磯の左義長の読み方は、
おおいそのさぎちょう
となります。
大磯の左義長2024どんな祭り?
大磯の左義長地域では、国の指定を受けた重要な非物質文化遺産を保有しています。
この地域は歴史的な大磯の一部で、「下町」として知られ、北浜海岸に位置し、古くから行われてきたセエノカミサン(道祖神)の祭りがあります。
この祭りは、家庭の安全と健康を祈願するために、小正月に盛大に行われます。
毎年の恵方の方角から、高さ7~8メートルのサイトに火を一斉に灯し、その美しい光景は夜空を照らし、壮観です。
地元の人々は竹の棒に取り付けられた団子を持ち寄り、サイトの火で焼いて楽しむ伝統があります。
この祭りは、地域の守り神であるセエノカミサン(道祖神)に家庭の安全と健康を祈願するための火祭りです。
藁や正月飾りなどで作られた山に、高さ7~8メートルの竹を立てた「サイト」が9つあり、それらに火を灯し、団子を焼くのが祭りの特徴です。
この団子を食べると、風邪を引かないと言われています。
大磯の左義長2024屋台などの露店の出店はあるの?
2024年の屋台出店についての公式発表はまだありませんが、過去の慣例から判断すると、今年も屋台が出店されるでしょう。
また、大磯海岸入り口近くにある「おもてなしコーナー」では、通常15時から18時の時間帯に、磯汁の無料サービスが提供されることがあります(先着順)。
大磯の左義長では、団子を火で焼いて食べる伝統があり、この団子を食べると一年中風邪を引かないと言われています。
近隣のコンビニなどでもこの団子のセットを購入できます。
さらに、過去の大磯の左義長では、約1300円程度で富士山の湧き水を使用した大磯限定のお酒が販売されることもありました。
大磯の左義長2024アクセス
【場所】
大磯北浜海岸
神奈川県大磯町大磯1990番地より先
【電車】
JR東海道線大磯駅から徒歩10分
【車】
西湘バイパスの大磯港インターチェンジから約5分
大磯の左義長2024駐車場
当日は出来るだけ、公共交通機関の利用をオススメします。
一応、いくつか駐車場を紹介します。
【大磯港第一・第二駐車場】
〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯
●営業時間
5:00~22:00
●料金
普通車 1時間 ¥310 (最大料金 ¥1,040)
大型車 1時間 ¥630 (最大料金 ¥2,090)
原付・自動二輪車 1時間 ¥160 (最大料金 ¥520)
【三井のリパーク 大磯駐車場】
〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1108
●営業時間
24時間
●料金
平日 9:00~17:00 30分 ¥200
17:00~9:00 40分 ¥200
土日祝 9:00~17:00 40分 ¥200
17:00~9:00 40分 ¥200
【大磯海水浴場前パーキング】
〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1982-1
●営業時間
24時間
●料金
30分 ¥100(最大24時間 ¥800)
大磯の左義長2024歴史
大磯の左義長は、セエノカミサン(道祖神)の火祭りとして知られ、長い間続いてきた伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この祭りは「セエトバレエ」とも呼ばれ、400年以上にわたり受け継がれてきました。
このお祭りの起源は、昔々、この地域に住む人々が「目一つ小僧」と呼ばれる神様が、村人の悪事を記録して回っていると信じていたことに起因します。
ある日、神様が夜が明けてしまい、急いで記録帳をセエノカミサンに預けてそのまま去ってしまいました。
セエノカミサンは迷惑そうに帳面を受け取りましたが、最終的には困り果て、自分の家と一緒に帳面を焼いてしまいました。
これが「セエトバレエ(左義長)」の始まりとされています。
地域によっては、「どんと焼き」や「さいと焼き」と呼ばれ、民俗学的には門松や注連飾りによって迎えた「歳神」様を、それらを焼くことで炎と共に見送る意味があるとされています。
大磯の左義長2024特徴や見どころ
祭り当日、町の各所に設置された「おんべ竹(約15~20メートルの竹を指します)」や「お仮屋(神様が神社を出て、仮に住まわれる場所)」などを整理します。
収集された正月飾りや縁起物は浜辺に運ばれ、大きな円錐形の9か所に設置され、火が点けられます。
これらの火は、風邪を引かないために団子を焼くために使用されたり、「燃やした書き初めが高く舞い上がると腕が上がる」、「松の燃えさしを持ち帰って屋根に載せると火災を防ぐおまじない」と信じられています。
こうして訪れた人々は、家族の安全と健康を祈り、神様を見送ります。各9か所には、高さ7~8メートルの円錐形の「セエト(またはサイト、斎灯)」と呼ばれる台が組み立てられます。
2019年のイベントでは、これらの「セエト」が9か所で燃える様子が壮観で、非常に熱い一日であったことが伝えられています。
着火後、円錐形の台は男性たちと浜辺の子供たちによる綱引き「ヤンナゴッコ」が行われます。
今年のイベントの詳細は不明ですが、浜辺での盛り上がりが期待されるでしょう。