福野夜高祭【2024】歴史や喧嘩に屋台とスケジュールにアクセスや駐車場など詳細情報

南砺市福野地区で毎年5月初旬に開催される福野夜高祭は、古くから続く伝統的な春の祭典です。

この祭りは富山県の重要な無形民俗文化財に認定されており、特に5月1日と2日の夜には華やかな行燈の巡行が見られます。

7つの地区から作られた壮大な行燈が、福野神明社を訪れた後、地元の笛や太鼓の生演奏に合わせて、町を練り歩きます。

特に目を引くのは、高さ7メートルにも及ぶ大行燈で、その迫力ある姿が通りを進む様子は圧巻です。

夜高太鼓のリズミカルな音と共に、伝統的な夜高節や踊りが披露され、訪れる人々を魅了します。

祭りのクライマックスは、2日目の深夜に行われる「引合い」で、これは行燈を引き合う若者たちが力強く競い合う様子で知られています。

この時、提灯が互いにぶつかり合い、まるで格闘技のような勇壮な光景が展開されます。

本祭りは3日間にわたり、曳山や屋台が巡行し、その壮大な様子が地元住民や観光客に深い印象を残します。

福野夜高祭2024いつ?時間や場所など基本情報

福野夜高祭2024の開催概要は以下となります。

【開催日程】
2024年5月1日(水)~2024年5月3日(金)

【時間】
2024年5月1日(水)、2日(木)は夜17:00から深夜まで、3日(金)は10:00から17:00まで

【場所】
JR城瑞線 福野駅前

2024年にも続く「福野夜高祭」が、再び南砺市で開催されることが決定しました。

この祭りでは、若者たちが力強い掛け声「ヨイヤサ、ヨイヤサ」とともに、7メートルもの巨大な行燈を担いで町を練り歩きます。

祭りの興奮と期待でわくわくしている方も多いでしょう。

特に注目されるのは、行燈同士をぶつけ合う迫力の「引き合い」(通称:ケンカ)です。

また、5月2日には「夜高茶屋」という有料休憩所もオープンし、100席限定でお弁当とドリンクが提供され、法被のレンタルも可能です。

お弁当は、地元料理のドジョウの蒲焼やサバ寿司など14種類の郷土料理が楽しめます。

夜高茶屋では、夜高太鼓の保存会や福野民謡会による演奏も予定されています。

さらに、利用者限定で行燈と山蔵を巡る特別ツアーも提供されるため、祭りをさらに深く体験できます。

夜高茶屋の利用料は4,000円(税込み)で、初めの20名には追加で1,000円で特別ツアーに参加できるチャンスもあります。

太鼓の演奏や地元の料理を楽しみながら、異なる視点から祭りを体験してみてはいかがでしょうか。

福野夜高祭2024スケジュール

スケジュールは以下となります。

■5月1日
行事 開催時間 場所
全町夜高行灯21本練り廻し 午後6時30分~深夜 市街地
優美・勇壮夜高行燈コンクール表彰式 午後9時~ フラワーロード

■5月2日
行事 開催時間 場所
全町夜高行燈練り廻し 午後6時30分~深夜
夜高踊り・夜高太鼓 午後8時30分~ あんどん大壁画前・銀行四ツ角
大行燈引き合い(ケンカ) (午後11時頃)

■5月3日
行事 開催時間 場所
4町曳軸・屋台巡行 午後10時 銀行四ツ角 午後11時 福野神明社)
神興御巡幸 午後1時~ 福野神明社

■5月2日・5月3日
行事 開催時間 場所
ミニ行灯を展示 (上町 小西邸)
上町・七津屋曳軸ライトアップ 石動証券福野(営)横
武者絵展 午後0分30分~10時 ギャラリー市の里1号館

福野夜高祭2024喧嘩(引合い)見どころと魅力

この祭りは約370年前の1652年、大火による町の焼失後に始まったとされています。

その際、町の再建と安全を願い、三重県の伊勢神宮から神明社の分霊を迎えるため使者が派遣されました。

地元の人々が行燈を持って使者を出迎えたことが、この祭りの起源と言われています。

祭りでは、夜になると20基の大小様々な行燈が町を練り歩く様子が見られます。

祭りのクライマックスは、互いの行燈を壊し合う壮絶な「引き合い」(ケンカ)で、このイベントは5月2日の23時頃から始まります。

この迫力ある光景は、多くの観客を惹きつける祭りのハイライトです。

若者たちが拍子木を打ち鳴らしながら激しく行燈を壊し合う「引き合い」は、見るものを圧倒する活気と興奮を生み出します。

これを目撃すれば、その夜は興奮で眠れないかもしれません。夜高行燈のルートは公式サイトで確認可能です。

福野夜高祭2024屋台など露店の出店ある?

福野夜高祭の期間中、宵祭りと本祭りの日にはそれぞれ多数の屋台が出店します。

宵祭りには約100店舗、本祭りには約50店舗の屋台が並び、地元の特色を活かした名物料理や、観光地でのみ楽しめる美味しい食事、さらにはB級グルメとして知られる様々な食べ物が提供されます。

地元で愛されている特産品や郷土料理も楽しむことができ、食べ歩きをしながら祭りを一層楽しむことができます。

福野夜高祭2024へのアクセス

【場所】
JR城瑞線 福野駅
〒939-1565 富山県南砺市福野

【電車】
JR城瑞線 福野駅すぐ

【車】
北陸自動車道路砺波インターチェンジから車で約10分

福野夜高祭2024駐車場

臨時駐車場が用意されるので参考にしてください。

【福野小学校】
〒939-1507 富山県南砺市二日町50

【福野中学校】
〒939-1561 富山県南砺市福野1339

【まちの駅】
富山県南砺市寺家新屋敷366

【文化創造センター】
〒939-1576 富山県南砺市やかた100-100

【ヘリオス第一駐車場】
富山県南砺市やかた351

【ヘリオス第二駐車場】
富山県南砺市やかた210

【南砺市商工会】
〒939-1576 富山県南砺市やかた324

【福野体育館】
〒939-1532 富山県南砺市寺家八田島321番地-1

【南砺市福野市民センター】
〒939-1521 富山県南砺市苗島4880

【南側駐車場】
富山県南砺市苗島4610

福野夜高祭2024の歴史

福野夜高祭は360年以上の歴史を持ち、1652年(慶安5年)に福野町で発生した大火後に始まったとされます。

大火による町の大規模な被害後、町民は町の再興と安全を祈願し、伊勢神宮から分霊を迎えて福野神明社を創設しました。

分霊を迎える際、伊勢から帰る一行を松明や行燈で出迎えたことが、福野夜高祭の起源です。

承応3年(1654年)の春祭りからは神事も始まり、当初の行燈は単純な田楽でしたが、時が経つにつれて行燈は大型化し、文久年間(1861年~1864年)には約12メートルの高さに達しました。

明治25年(1892年)には電信線の設置により、行燈の高さが約7.58メートルに制限されましたが、規制が守られない状況が続きました。

その後、明治42年(1909年)には電話線の設置により、行燈の高さは更に制限され約6.36メートルまでになりましたが、現在でも約6.50メートルの大行燈が使用されています。

昭和24年(1949年)には福野町開町300年を記念して「夜高行燈優美コンクール」が始まり、昭和30年(1955年)には福野夜高祭の保存と継承を目的とした福野夜高保存会が結成されました。

さらに、2000年の富山国体では、文久の大行燈と称される12メートル以上の大型行燈が復元展示され、平成20年からは前夜祭の練り回しが主要なイベントとなりました。

福野夜高祭は、地元福野町のアイデンティティーとして、また観光資源として重要な位置を占めています。

平成16年には県の無形民俗文化財に指定され、その文化的価値をさらに高めています。

この祭りは、地元住民の熱意と共に、今後も大切に受け継がれていくことでしょう。

福野夜高祭とは?何をするの?目的など

福野夜高祭は、福野神明社の春季例大祭の一部で、宵祭り(神迎え)として知られています。

毎年5月1日と2日に宵祭りが行われ、その後の3日には本祭りとして曳山巡行が行われます。

この祭りは福野神明社の氏子地域である上町、七津屋、新町、浦町、辰巳町、横町、御蔵町の7つの町から成り立っています。

祭りは中心地である「銀行四つ角」周辺で盛大に行われ、各町から色とりどりの大小さまざまな行燈が練り歩かれます。

夕方には各町から出発した行燈が集まり、夜高太鼓が祭りの雰囲気を盛り上げます。

子供行燈や大行燈が神明社へ参拝し、その後各町内を練り歩きます。

祭りのクライマックスは、2日目に行われる「引き合い」と呼ばれる行燈の互いの壊し合いです。

これは上町、七津屋、新町の「上り行燈」と浦町、辰巳町、横町の「下り行燈」が互いに挑発的な掛け合いを行うもので、御蔵町は中立を保ちます。

この引き合いは、行燈に飛び乗り、装飾を壊し合う迫力のある光景で、祭りの大きな見せ場となっています。

祭りが終わると、行燈は各町に戻り解体されます。

深夜には「シャンシャンの儀」と呼ばれる手打ち式が行われ、祭りの無事終了を祝います。

行燈の構造には、最上部に山車があり、その下に傘鉾という傘状の構造物があり、さらに蜻蛉と呼ばれる機材があり、これに釣物が吊られます。

中心部には田楽と呼ばれる大きな行燈があり、その前には武者絵が、側面には神燈や町氏子の名が記されています。

台にはソリ状の摺木があり、その中心に心木と呼ばれる柱が立てられています。行燈の組み立てはこの部分から始まり、釣物を最後に吊るします。

この行燈の制作から祭りまでのプロセスは、町内の若者が中心となり、全世代が協力して行うことで、伝統が未来に継承されています。

福野夜高祭の読み方

一応ですが、確認しておきましょう。

福野夜高祭の読み方は、

ふくのよたかまつり

となります。

福野夜高祭2024まとめ

「ヨイヤサ、ヨイヤサ」という掛け声が響く中、7メートルの巨大な「大行燈」が街を練り歩き、祭りの興奮を一層高めます。

夜高太鼓の迫力ある音が響き渡り、行燈には鮮やかな灯りが灯されます。

伝統的な夜高節や夜高踊りも展開され、観る人々を祭りの雰囲気に引き込みます。

祭りのハイライトは、5月2日の夜23時に始まる壮絶な「引合い」(ケンカ)です。

拍子木のリズムに乗り、若者たちが互いの行燈を激しく壊し合う姿は、その場の緊張感と興奮を最高潮に押し上げ、見る人々を魅了します。

この一瞬のドラマは、祭りの中でも特に注目される見せ場となっています。

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