盛岡さんさ踊り【2024】いつ?時間や場所に由来や特徴と屋台に入場券とアクセスに駐車場など詳細情報

毎年8月1日から4日まで開催される盛岡さんさ踊りは、岩手県を代表する夏祭りの一つで、迫力ある太鼓の音と華やかな群舞で知られています。

このお祭りは1978年に「盛岡さんさ踊り」としてパレードが始まり、市民全員が参加するお祭りとして発展しました。

2014年には和太鼓の同時演奏で世界記録を樹立しました。

ミスさんさ踊りが美しい舞で先導し、一般の参加者や伝統的な踊り集団がそれに続きます。

力強い太鼓と笛の音に「サッコラチョイワヤッセ」という元気な掛け声が響き渡ります。

この掛け声は「幸呼来(サッコラ)」と書いて「幸せを呼ぶ、来る」という意味を持ち、祭りにさらなる高揚感をもたらします。

盛岡さんさ踊り2024いつ?時間や場所など基本情報

メインステージでは、幼稚園の子どもたちから小学生、専門学校の学生、大学生、一般社会人、企業団体、地域グループ、保存団体に至るまで、さまざまな集団が中央通りを舞台に約30分間続くパレードで熱演します。

最終日である4日目には、以前「和太鼓の同時演奏」でギネス世界記録を達成したことを記念して、各参加グループから選ばれた太鼓打者が一堂に会し、「さんさ太鼓だけのパレード」を展開します。

この時、多くの太鼓打者たちの掛け声と力強く鳴り響く太鼓の音は、聴く者を圧倒するでしょう。

一方、サブ会場では、2024年のミスさんさ踊りおよびさんさ太鼓連が行う鮮やかなさんさ踊りや、保存会のメンバーが披露する地域伝統のさんさ踊りを、座ってじっくりと楽しむことが可能です。

【開催期間】
2024年8月1日(木)~4日(日)

【時間】
18:00~21:00

【場所】
盛岡市中央通り(県庁前)

【有料チケット】
1席4,000円(セブンイレブン・商工会議所で販売中)

盛岡さんさ踊り2024入場券やプログラムなど

伝統さんさ踊り競演会が開催されます。

【開催期間】
2024年8月1日(木)~4日(日)

【時間】
13:00~16:00(終了時間は最大・日によって終了時間が異なります)
※開場12時

【会場】
盛岡市民文化ホール(マリオス)大ホール(盛岡駅西口)

【入場券】
1日券2,000円(4日間セット券の販売はありません)

入場券の販売はコチラ>>

盛岡さんさ踊り2024屋台など露店の出店ある?

以前の記録によれば、県庁のすぐ近く、徒歩約3分の位置にある「櫻山神社」と、隣接する「もりおか歴史文化館」のエリアには、屋台村が設けられることがあります。

この屋台村には、岩手県内の様々な市や町から多数の屋台が参加しています。

会場へは空腹で訪れるのがおすすめです。到着してからの食事は、イベントの楽しみの一つと言えるでしょう。

盛岡さんさ踊り2024アクセス

【盛岡市中央通り(主会場)】

・徒歩 盛岡駅東口から約20分

・バス 盛岡駅東口バスターミナル6番線 盛岡バスセンター方面に乗車して「県庁市役所前」停留所にて下車

【盛岡市民文化ホール(マリオス)(サブ会場)】

・徒歩 盛岡駅西口から約3分

盛岡さんさ踊り2024駐車場

遠方客の無料駐車場は以下となります。先着順となります。

【下橋(しものはし)中学校】
盛岡市馬場町1-1

【仁王(におう)小学校】
盛岡市本町通2-18-1

【河北(かほく)小学校】
盛岡市長田町16-1

駐車場の場所を確認する>>

盛岡さんさ踊り歴史や由来

夏の空に響く太鼓の音と共に、軽やかなテンポで行われるさんさ踊りは、市民にとって古くから愛される盆踊りの一つです。

さんさ踊りの起源には複数の説が存在します。

一説には日蓮上人が伝えたとされ、また別の説ではある寺院の念仏僧が始めたとも言われます。

しかし、特に広く知られているのは岩手県盛岡市那須川町にある三ツ石神社の伝説です。

この伝説は、地域の地名「岩手」や「不来方(こずかた)」と共に語り継がれています。

昔々、岩手山が噴火した際、三つに割れた巨大な岩がこの地に飛んできたとされます。

この岩を、地元の人々は神聖なものとして崇め始めました。

同時期、この地方では羅刹という鬼が現れ、様々な悪事を働いて人々を困らせていました。

途方に暮れた人々が三ツ石様に助けを求めると、三ツ石様はその神通力で鬼を捕らえ、巨岩に縛り付けたと言われています。

鬼は再び悪事を働かないこと、そしてこの地に二度と現れないことを誓い、岩に自らの手形を押して誓いを立てました。

この出来事が「岩手(岩に鬼の手形)」という名前や「不来方」という地名の由来となりました。

地元の人々は鬼が退散したことを喜び、三ツ石の周りで感謝の気持ちを込めて「さんさ、さんさ」と踊りました。これがさんさ踊りの始まりとされています。

さんさ踊りは時代と共に名称や装束、踊り方が地域によって異なる形で進化し、多様なスタイルの芸能が生まれてきました。

そのため、「さんさ踊り」と名付けられていないものも含め、様々な形の踊りが存在しています。

現在では、これら伝統的な踊りを基にした「統合さんさ」や「七夕くずし」、「栄夜差踊り」などが盛岡さんさ踊りをはじめとする各種行事で広く踊られています。

盛岡さんさ踊り2024見どころと楽しみ方

「盛岡さんさ踊り」の主要な見どころは、中央通りの約500メートルにわたるメイン会場で展開される壮大な「魅せるさんさパレード」です。

このパレードでは、踊り手たちがしなやかでありながらも活気に満ちたダンスを披露し、観る者を魅了します。

それぞれの団体が、振り付けや衣装に独自のアイデアを盛り込み、感情や情景をダイナミックに表現しています。

盛岡さんさ踊りでは一般的に以下の3種類の踊りが披露されます。

七夕くずし(通称2番):水への願いが叶い豊作を祈る踊り。
栄夜差(えやさ)踊り(通称3番):盛岡さんさ踊りの繁栄を願って表現される踊り。
福呼(ふっこ)踊り(通称4番):厄払いと家庭に福を招くことを祈る踊り。
パレードが軽快なテンポで進む中、視線を釘付けにするほどのエネルギーが感じられます。

また、このお祭りのもう一つの大きな見どころは、「さんさ太鼓だけの大パレード」です。

盛岡さんさ踊りは、多数の人が一堂に会して行う和太鼓の演奏でギネス記録(「最大集合人数での和太鼓演奏」)を持っています。

2014年6月29日には3,437人での同時演奏で世界記録を樹立し、以降も記録更新に挑戦しています。

この迫力ある太鼓の音は、直に体で感じるほどの強烈な響きを持ち、心に響く体験を提供します。

盛岡さんさ踊り2024まとめ

さんさ踊りは、藩政時代にまで遡る伝統的な踊りで、そのルーツは「三ツ石伝説」に起因するとされています。

1978年にスタートした「盛岡さんさ踊り」は、現在では盛岡の夏の代表的なイベントとして市民に親しまれ、4日間にわたって開催されるこの祭りには、踊り手約2万人、使用される太鼓は約1万2,000個、笛を吹く人々は約2,500人に上り、総参加者数は約3万5,000人に達します。

色とりどりの浴衣を身にまとった群舞が続くパレードは、見る人々に強烈な印象を与える迫力ある光景です。

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