少林山七草大祭だるま市は、毎年1月6日と7日に行われます。
群馬県高崎市の黄檗宗少林山達磨寺で開催される寺の名前にもあるように縁起だるまの発祥の地として知られています。
達磨寺は約330年の歴史を持ち、だるま市も約230年の歴史があります。
本堂には多くのだるま店が出店し、毎年20万人以上の参拝者や来場者で賑わいます。
少林山だるま市2024いつ開催?日程や時間など基本情報
毎年1月6日と7日に、群馬県高崎市の少林山で行われる少林山七草大祭のだるま市は、だるまの発祥の地で、200年以上の歴史を持つ伝統行事です。
このイベントは、前夜祭が6日に行われ、7日には達磨寺の御本尊である霊符尊光臨の吉日とされ、2日間にわたって催されます。
特に7日の午前2時が最も御利益があるとされており、そのため、少林寺のだるま市は夜通し営業しています。開催時間は6日の午前9時から7日の午後5時までです。
6日には少林山星祭り能が開催され、伝統的な能や狂言を楽しむことができますが、2024年には星祭能は行われません。
このイベントは、少林山達磨寺の境内で行われ、通常、毎年20万人以上の方々が訪れる人気のあるイベントです。
少林山だるま市2024スケジュール
1月6日(土)から7日(日)にかけては夜通し七草大祭だるま市が実施されます。
■1月6日(土)
9:00~ 七草大祭 星祭祈祷 受付開始
9:00~ 出店者販売開始
12:00~ 交通規制開始
14:00~ 安全祈願祭
1:00~ 七草大祭 星祭大祈祷
10:00~ 大般若転読法要
■1月7日(土)
16:00~ 出店者販売終了、御祈祷受付終了
17:00~ 七草大祭 星祭祈祷終了
少林山だるま市2024混雑について
最も多くの人が訪れるのは、7日の深夜1時から2時の大祈祷の時間帯です。
この時間帯は、達磨寺の本尊が現れるとされ、祈祷を行う最も効果的な瞬間とされているため、多くの参拝者が集まります。
混雑を避けるためには、朝方に訪れるなど、7日の早い時間帯がおすすめかもしれません。
少林山だるま市2024アクセス
【場所】
少林山達磨寺
〒370-0868 群馬県高崎市鼻高町296
【電車】
●JR信越線 群馬八幡駅より徒歩約27分(1.7km)
※タクシー約5分
●JR高崎線 高崎駅よりバス約20分
※タクシー約15分
【車】
●関越自動車道 前橋ICより約20分
●関越自動車道 高崎ICより約30分
少林山だるま市2024駐車場
少林寺のだるま市開催期間中は境内の駐車場は閉鎖されます。
臨時駐車場があるので、近場を紹介します。
【児童公園・鼻高橋横の臨時駐車場】
〒370-0868 群馬県高崎市鼻高町246
料金:無料
収容台数:330台
【高崎市乗附緑地駐車場】
〒370-0867 群馬県高崎市乗附町1278 駐車場
料金:無料
少林山だるま市2024交通規制
6日の正午より交通規制が始まります。
交通規制の詳細については、少林山達磨寺の公式サイトを確認しましょう。
少林山だるま市2024屋台など露店の出店ある?
少林山のだるま祭りでは、本堂前にはだるまのお店が立ち並び、本堂の後ろには屋台がズラリと立って、とても賑やかです。
営業時間は、6日の午前9時頃から7日の午後4時頃までです。
たこ焼き、焼きそば、焼き鳥、チョコバナナ、ベビーカステラなど、屋台の定番メニューがたくさん用意されています。
また、名物の焼きまんじゅうもおすすめです。
屋台はだるま祭りと同じように、夜中まで営業しています。
寒い夜でも、温かい料理が楽しめるのは嬉しいことですね。
本堂の後ろには約30台のキッチンカーも出店しており、飲食スペースも用意されているので、屋台の美味しい料理をゆっくり楽しむことができます。
少林山だるま市2024見どころや魅力
群馬県の高崎市にある少林山達磨寺は、だるまの起源と言われています。
この地域で生産されるだるまは、高崎だるまとして知られ、非常に人気があります。
高崎だるまは、特徴的な鶴亀の顔を持ち、まゆ毛は鶴が向かい合い、鼻から口ひげは亀が向かい合ったデザインです。
顔の両側には願い事が書かれており、お腹には福を呼ぶとされる文字が刻まれているため、縁起が良いとされ、縁起だるまとも呼ばれています。
この地域は高崎だるまの生産量が全国一位であり、達磨寺のだるま市では、だるまが至る所にあります。
売店では巨大なだるまが出迎え、お守りや絵馬もだるまの形をしています。
様々な大きさや色のだるまがあり、人気のキャラクターだるまも楽しむことができます。
異なるだるまの色や表情を楽しんでみる価値があります。
少林山達磨寺はパワースポットとしても有名で、訪れた人々に幸せをもたらすお寺とされています。
ご利益は主に心の願い事成就、受験合格、成功などが含まれます。
観音堂では安産や子宝、厄除けのご利益もあり、多くの種類のお札やお守りが用意されています。
可愛らしいだるまの形をしたお守りもありますので、ぜひ手に取ってみてください。
また、だるま絵付けもおすすめです。だるま絵付けでは、だるまの顔を自分で描くことができ、別途料金不要で自分のだるまの開眼祈願も行うことができます。
この機会に、唯一無二のオリジナルだるまを作ってみてはいかがでしょうか。
少林山七草大祭だるま市の歴史
昔から、特別なお堂があり、そのお堂には行基菩薩が作った「観音菩薩」が祀られており、この観音菩薩は応除け、子授け、安産、縁結びのご利益があると言われています。
約1680年頃、行者一丁居士は達磨大師からのお告げを受け、川の中から光り輝く香木で「達磨大師」の坐禅像を彫りました。これにより、この地は「達磨大師の霊地少林山」として信仰されるようになりました。
およそ330年前から続く星祭大祈祷は、伝統的な行事で、正月7日の午前2時には霊符が降臨する吉日とされ、その前夜祭から参拝者で賑わいます。
約230年前、9代住職である東独和尚は、天明の大飢饉で苦しむ農民たちを助けるために、開山心越禅師の描かれた「一華達磨札」をもとに木型を彫り、張り子のだるまの作り方を教えました。
そして、この縁日には「少林山七草大祭だるま市」として売り出され、地元では「縁起だるまの少林山」と親しまれています。
少林山だるま市2024まとめ
今回は、日本国内で広く行われているだるま市の中でも、群馬県高崎市にある少林山達磨寺のだるま市についてご紹介しました。
1月になると、全国各地でさまざまなだるま市が開催されますが、達磨寺はその発祥の地として知られています。
他のだるま市と比べても、この寺のだるま市は特にご利益があると言われています。
ぜひ一度、足を運んでみてください。