新しい年が幕を開けると、日本中で賑やかな初市が開催されますが、そのなかでも特に歴史と伝統に溢れた場所は福島県会津若松市で行われる十日市です。
四世紀以上にわたり続けているこの初市は、会津地域で最も大きなものであり、伝統的な催しとして長らく愛されています。
今回は、その魅力を紹介しつつ、四世紀以上にわたる歴史が紡ぐ十日市の魅力をご紹介します。
会津若松十日市2024いつから?時間や日程など基本情報
会津若松市の歴史を考えると、至徳元年(1384年)に、葦名直盛という会津の領主によって建設された黒川城で、初めての市祭が行われ、これが十日市の始まりと言われています。
さらに、商工業の発展を奨励した蒲生氏郷という領主が関与したとも伝えられており、この初市は400年以上にわたって続いています。
【開催日】
2024年1月10日
【時間】
8:00から20:00まで
【場所】
会津若松市中心市街地(神明通り、市役所通り、中央通り、大町通り)
会津若松十日市の読み方
なかなか難しいので確認の意味で。
会津若松十日市の読み方は
あいづわかまつとおかいち
となります。
会津若松十日市2024混雑状況
2024年の十日市、会津若松の混雑状況についてお知らせします。
来年の1月10日は水曜日で、平日になりますので、昼間は比較的空いており、ゆっくり楽しむことができるでしょう。
ただし、混雑のピークは夕方の17時から19時ごろと予想されています。
会津若松十日市2024屋台などの露店はあるの?
福島県会津若松市の十日市は、400年以上にわたり続く地域の伝統的な祭りです。
毎年、約400の屋台が出店しており、このイベントでは会津若松ならではの起き上がり小法師、風車、市飴などの縁起物が豊富に販売されています。
また、焼きそば、お好み焼き、フランクフルト、りんご飴などの飲食物も楽しむことができます。
屋台はこのイベントの醍醐味であり、どのような種類の屋台が出店されるかを楽しみにしています。
会津若松十日市2024交通規制
交通規制があるので注意が必要です。
■2024年1月9日(火)
神明通り 13:00から15:00まで
大町通り(こんべぇ・銀座9丁目前から佐藤クリーニング店前) 15:00から0:00まで
大町通り(小原魚店前からこんべぇ・銀座9丁目前) 交通規制はなし
会津若松市役所通り 交通規制はなし
■2024年1月10日(水)
神明通り 交通規制はなし
大町通り(こんべぇ・銀座9丁目前から佐藤クリーニング店前) 0:00から21:00まで
大町通り(小原魚店前からこんべぇ・銀座9丁目前) 8:00から21:00まで
会津若松市役所通り 7:00から21:00まで
詳細については、イベントの公式ページをご確認ください。
会津若松十日市2024アクセス
【場所】
福島県会津若松市栄町
【電車】
JR磐越西線会津若松駅より徒歩15分
会津若松十日市2024駐車場
会津若松十日市では、専用駐車場や臨時駐車場はありません。
近くのコインパーキングの利用となります。
会津若松十日市2024見どころや魅力
会津若松の十日市は、約400年にわたる伝統的な初市とされ、その起源は1384年(至徳元年)に葦名直盛が黒川城(後の会津若松城)を築城した時にさかのぼります。
毎年、約15万人の人々がこの初市を訪れます。
これは、会津若松市の人口が約12万人であることを考えると、かなり多くの人々が集まるイベントです。
十日市の魅力の一つは、会津独自の縁起物や伝統工芸品のお店が出店していることです。
その中でも、特に注目すべきは起き上がり小法師(こぼし)です。
起き上がり小法師を家の神棚に飾ると、「無病息災」や「家内安全」のご利益があると言われています。
購入の際には、自身の家族の人数よりも1つ多く買うことが大切で、これは財産や家族の増加、厄除けに縁があると言われています。
もう一つのポイントは、起き上がり小法師が正しく起き上がるかどうかを確認することです。
お店の前にはお盆があり、そこで小法師が正しく起き上がるかを確認してから購入することをおすすめします。
数多くの選択肢があるかもしれませんが、気に入ったものを選んで購入しましょう。
縁起物のもう一つは、会津風車です。
これらの風車は手作りで、竹の骨組みに色紙が貼られています。
金色の文字で「寿」「福」「神」の文字が手書きされており、風車全体に手作りの温かさが漂っています。
色や大きさはお店ごとに異なり、多くのお店で楽しむことができます。
風車は風に乗って回り、商売繁盛を願っています。
風車が風を受けて元気に回る様子から、ずっと元気で頑張ることを願っているとされています。
会津若松十日市2024まとめ
約400年も前から続く、十日市は歴史と伝統が融合し、素晴らしい初市となっています。
会津若松市で新しい年を迎える際には、ぜひこの賑やかな初市に足を運び、伝統の雰囲気を楽しんでみてください。
ここで歴史を感じながら、新しい年のスタートを切ることができるでしょう。