あがた祭り【2024】いつ?場所や時間に屋台と歴史や由来にアクセスと駐車場など詳細情報

全国的に「暗夜の奇祭」として知られるあがた祭は、5日の朝に始まる「朝御饌ノ儀(あさみけのぎ)」で幕を開けます。

この時点で既に約700の露店が出店を開始し、朝10時頃まで賑わいます。

夕方5時には「夕御饌ノ儀(ゆうみけのぎ)」が執り行われた後、神楽殿や本殿の模様替えが行われ、夜11時には地元の梵天講の若者たちによって梵天が担がれて動き始めます。

深夜、本殿では灯りが消され、完全な暗闇の中で神移しの秘儀が行われ、その後出御が行われます。

梵天は境内を練り歩き、鳥居をくぐって外に出ると、旧大幣殿前で勇壮にぶん回しや差し上げを行いながら走り回ります。

その後、境内に戻り梵天奉安所で着御の儀を経て、本殿に帰着します。

そして、翌6日の午前1時頃に還幸祭が斎行され、祭りはその美しい結末を迎えます。

あがた祭り2024いつ?時間や場所に日程など基本情報

京都府宇治市に位置する縣神社(あがたじんじゃ)では、安産の守り神として知られる木花開耶姫命(このはなさくやひめ)を祀っています。

この神社の大祭式である『あがた祭』は、宇治市に初夏の訪れを告げる代表的なお祭りとして広く親しまれています。

【開催日時】
2024年6月5日(水)10:00~6日(木)1:00

【場所】
縣神社境内および周辺

【スケジュール】
●6月5日

10:00 朝御饌ノ儀
17:00 夕御饌ノ儀(大祭式)
23:00 梵天奉安所前に集合(出立式)
23:50 本殿到着
●6月6日

0:00 渡御の儀(消灯、神移し、出発)
0:15 大幣殿前(振り・ぶん回し)
0:30 奉安所到着(点灯)、奉安所着御の儀(一般参詣者参拝)
0:50 消灯、奉安所出発
1:00 本殿到着、点灯の後 梵天拝殿へ、還幸祭

あがた祭り2024屋台など露店の出店ある?

2024年のあがた祭りでは、縣神社周辺に300店舗を超える出店が予定されています。

さらに、周辺の飲食店では、お祭りに合わせて特別メニューを提供するとのことです。

●屋台・露店の営業時間
10:00から22:00まで

●開催場所
あがた通り、宇治橋通り、本町通りなどの周辺エリア

あがた祭の屋台では、夏にぴったりのかき氷やわたがし、冷やしパイン、きゅうりの一本漬け、焼きとうもろこしといった定番の人気商品をはじめ、お面や水笛、スーパーボールすくい、金魚すくい、ヨーヨー釣りなどの縁日感あふれるアイテムが揃います。

過去には、700店舗を超える屋台が立ち並んだ年もあり、あがた祭は宇治市の初夏を彩る大規模なイベントとして賑わいます。

あがた祭りの歴史や由来と梵天のぶん回しや差し上げ

『あがた祭』は、「暗夜の奇祭」としても知られ、毎年6月5日に始まり、翌6日の午前1時頃まで主に深夜に行われる祭りです。

祭りの会場は境内や参道に設置された多くの提灯で優しく照らされ、夜が更けるにつれて、梵天(ぼんてん)と呼ばれる特別な神体への神移しと渡御の儀が暗闇の中で行われます。

この梵天は、青竹の先に約1600枚の白い奉書紙を玉状に束ねたもので、直径約2.5メートルにもなります。

そのシンプルながらも異彩を放つ外観は、御輿の中でも特異な存在です。

地元の住民は、梵天渡御の際には家の灯りを消し、神様を静かに迎え入れます。

梵天の「ぶん回し」では、御輿の担ぎ棒を力強く押して回転させ、また「差し上げ」では御輿を地面から90度傾けて立てる動作が激しく行われ、その迫力ある光景には観客から拍手が送られます。

初夏に行われるあがた祭は、多くの人が初めての浴衣や甚平で参加する機会でもあります。

梅雨時期に屋台を巡る際は、熱中症対策をしっかり行いながらお祭りを楽しむことが推奨されます。

あがた祭りへのアクセス

【場所】
縣神社
〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華72

【電車】
JR奈良線「宇治駅」から徒歩約9分

京阪宇治線「宇治駅」から徒歩約10分

あがた祭りの駐車場

専用駐車場は用意されていません。出来るだけ、公共交通機関を利用しましょう。

あがた祭り2024交通規制

交通規制があるので注意してください。

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あがた祭り2024まとめ

毎年6月5日から6日の未明にかけて、宇治市の縣神社で行われる「あがた祭り」は、周囲の灯りが消えた暗闇の中を熱気と共に男たちが担ぐ神輿が進む様子が見られます。

この神輿渡御は「梵天(ぼんてん)渡御」と呼ばれ、その独特の演出から「暗闇の奇祭」や「くらやみ祭り」とも称されます。

午後10時頃までの間、境内には夜店が多数設けられ、宇治市最大のお祭りとして知られています。

この祭りの起源は、藤原氏によって宇治の平穏を祈願する道餐祭から始まりました。祭りでは、大幣殿から出た大幣を含む神馬や幣差などが、あがた通りや新町通り、本町通りを通り、町の各所で御祓いの儀式を行いながら進行します。

祭りのクライマックスでは、大幣殿に帰着した後、大幣を三回転させて地面に強く叩きつけ、その後十二人の幣差によって県通りを宇治橋まで引きずって走られます。

宇治橋の上から、角々で祓われた疫病と共に川へと流されるのが伝統的なフィナーレです。

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