精巧に装飾されただんじりが一列に並ぶ様子が見られるのは、紀州三大祭の一つである粉河寺鎮守「粉河産土神社」の祭りです。
この祭りは毎年7月の最終週末に開催されます。
7月27日(土)の宵祭の夜には、粉河駅前から粉河寺大門前に至る粉河とんまか通りに、色鮮やかに飾り付けられただんじりが整然と並び、この通りを堂々と進行します。
続く28日(日)の本祭では、地元の子どもたちが主役の「子どもだんじり」や「もち投げ」、そして粉河中学校吹奏楽部による演奏などが行われ、祭りの雰囲気を盛り上げます。
提灯が灯され、豪華に飾られただんじりが粉河とんまか通りを力強く進む様子は、見る者にとって特別な魅力となります。
粉河祭り2024いつ?時間や場所など基本情報
粉河祭り2024開催概要は以下となります。
【開催日程】
2024年7月27日(土)・28日(日)
【時間】
7月27日(土) 19:00~23:00
7月28日(日) 14:00~18:00
【場所】
粉河駅前~粉河寺大門橋(粉河とんまか通り)
粉河駅
〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河870
粉河寺
〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河2787
【スケジュール】
7月27日(土) 宵祭 19:00~23:00 だんじり運行・飾り付け
7月28日(日) 本祭 14:30~ 子どもだんじり
子どもだんじり終了後 もち投げ開催
15:40 粉河中学校吹奏楽部の演奏
粉河祭り2024屋台など露店の出店ある?
2024年の粉河祭りでは、7月27日(土)に粉河とんまか通りで屋台や露店が出店される予定です。
この通りでは、約3~4メートルごとに屋台が一直線に配置されます。粉河駅前から粉河寺大門橋までの距離は約950メートルに渡ります。
出店される屋台では、定番のメニューが提供される他、和歌山ならではのグルメも楽しむことができます。
粉河祭り歴史やだんじりや渡御式など見どころ
粉河祭り2024の背景には長い歴史があります。
この祭りは、粉河産土(うぶすな)神社の祭礼として、文禄2年(1593年)に始まったとされています。
それよりも遥かに古い時代、宝亀年間(770年)にはすでに粉河寺が建立されていました。
その頃から地元で祭礼が行われていた可能性が高く、この祭りの歴史は約1250年にも及ぶことになります。
粉河祭りは、和歌祭り、田辺祭りと並び、紀州三大祭りの一つとして数えられています。
2024年の粉河祭りの主な魅力は、だんじりの運行です。
だんじりには、大人用と子ども用の二種類があり、7月27日(土)の宵祭りでは19:00から大人のだんじりが、粉河駅前から粉河寺大門橋まで壮大に飾り付けられ、迫力満点に運行されます。
翌28日(日)の本祭りでは14:30から子どもだんじりが運行します。
また、粉河祭りの渡御式は、大伴船主が奥州征伐から凱旋した際の行列を再現する伝統行事です。
通常は偶数年にのみ行われるこの行事は、中断が続いた後、2023年に7年ぶりに行われたため、2024年の粉河祭りでは渡御式は開催されません。
粉河祭り2024アクセス
【粉河駅】
◆公共交通機関でのアクセス
JR西日本 和歌山線 粉河駅
◆車でのアクセス
京奈和自動車道 紀の川東IC 約2分
京奈和自動車道 紀の川IC 約5分
【粉河寺】
〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河2787
◆公共交通機関でのアクセス
JR西日本 和歌山線 粉河駅 徒歩約5分
◆車でのアクセス
京奈和自動車道 紀の川東IC 約10分
粉河祭り2024駐車場
以下の臨時駐車場が用意されます。
【粉河小学校】
〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河1558-1
【粉河高等学校】
〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河4632
【粉河中部グラウンド(旧粉河中学校跡地)】
〒649-6531 ・ 和歌山県紀の川市粉河1479
【粉河ふるさとセンター】
〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河580
粉河祭り2024交通規制
粉河祭り2024の交通規制に注意してください。
粉河祭り2024まとめ
粉河寺鎮守「粉河産土神社」のお祭りは、紀州地方で特に有名な三大祭の一つです。
宵祭りの夜、粉河駅前から粉河寺大門前にかけての通り、通称「粉河とんまか通り」では、華やかに装飾された「だんじり」が並び、その通りを勇ましく練り歩きます。
本祭の日には、子供たちによるだんじりや、もち投げ、さらに粉河中学校吹奏楽部の演奏など、様々なイベントが開催され、祭りの賑わいを一層盛り上げます。