東京・台東区の浅草寺境内で、2023年12月17日(日)から12月19日(火)までの3日間、素敵な「羽子板市」が開催されます。
浅草の冬の風物詩で、このイベントは年の瀬を華やかに彩ります。
その起源は、お正月用品や縁起物を売る『歳の市』が、年の最後の「観音さまのご縁日(納めの観音)」に立ったことに始まります。
そして、江戸時代末期には、羽子板に歌舞伎役者の似顔絵が貼りつけられ、女性たちに大人気となり、次第に『歳の市』から『羽子板の市』にシフトしていきました。
羽子板を眺めるだけでも、華やかな雰囲気を楽しむことができるので、ぜひ訪れてみてください。
浅草羽子板市2023いつから?場所や時間など基本情報
年末の風物詩ですね。今年も、浅草で羽子板市が開催されます。
場所はどこ?いつから?など開催概要を確認しておきましょう。
【開催期間】
2023年12月17日(日)~19日(火)
【時間】
9:00から19:30
【場所】
東京都台東区浅草 浅草寺境内
住所 東京都台東区浅草2-3-1
浅草羽子板市2023お値段や買い方など
羽子板は、日本の正月のお祭りで子どもたちが遊ぶための伝統的なラケットです。
もともとはゲーム用具として使われていましたが、今では運気を高める飾りとしても人気です。
特に女の子の初正月の祝いに贈られることが多く、「悪い気を払いのける」という意味があります。
東京の有名な浅草羽子板市では、特に「押絵羽子板」というタイプが人気で、これは狂言や舞踏の美しい女性を描いたものです。
この羽子板は立体的なデザインが特徴で、毎年さまざまなテーマが登場します。
例えば、その年の干支、活躍したスポーツ選手、流行のアニメキャラクターなどがあります。
過去には「鬼滅の刃」といった大ヒット作品のデザインも登場しました。
羽子板の価格には幅があり、一部には値札がないものも存在します。
一般的なものは約1000円から3万円程度ですが、値札がないものは売主との交渉が必要で、数万円から数十万円することもあります。
値段の交渉は日本の伝統的な風習で、最初に提示された金額を支払うのが礼儀とされています。
これは「酉の市」での熊手の購入時の慣習と似ています。
羽子板市とは?
毎月18日は観世音菩薩を祝う特別な日ですが、12月のこの日は「納めの観音」として知られ、多くの人々が参拝に訪れます。
江戸時代から、12月17日と18日の「観音の縁日」には、正月準備の品や縁起の良い物を扱う露店が寺の周辺に集まり、「歳の市」として賑わいました。
特に浅草寺の周辺の歳の市は、その規模で江戸でも際立っており、浅草橋から上野にかけて露店が並んでいました。
この市場では、江戸時代後期から特に羽子板を扱う店が増えました。
羽子板は、羽根が虫を食べるトンボに似ていることから、病気を払いのける縁起物とされ、女の子が生まれた家庭への贈り物として人気を博しました。
次第に、この歳の市は「羽子板市」として知られるようになり、現在では12月17日から19日までの3日間にわたって、数十軒の羽子板の店が立ち並びます。
店主の売り声や客との交渉は、見物客にとっても楽しいもので、師走の浅草の風物詩となっています。
羽子板市の読み方
一応の確認をしておきましょう。
はごいたいち
と読みます。
浅草羽子板市2023屋台や露店はあるの?
羽子板市の食べ物の屋台では、唐揚げ、たこ焼き、中国風餃子のシャーピンなど、さまざまな美味しい食べ物が提供されています。
この市は、歳の市の中でも特に大規模で有名です。浅草寺の周辺では、寺院の美しい外観を楽しむだけでなく、様々な屋台や露店で食事をしたり、様々なアクティビティを楽しむことができます。
浅草羽子板市2023の歴史
江戸時代に始まった多くの歳の市の中で、最も古い歴史を持つのは浅草の歳の市です。
1659年頃に始まったとされ、江戸で最も長い歴史を誇っています。
浅草寺では毎月18日が縁日とされており、12月18日の縁日は特に「納め観音」や「納めの観音ご縁日」として知られています。
現在、この歳の市は羽子板市としても有名です。
羽子板はもともと正月の商品の一つでしたが、その魅力から次第に市場での主要な商品となりました。
羽子板の人気の理由には、羽子板の羽が病気を防ぐトンボに似ているとされることや、羽についている黒い玉が「無患子」(子供に災いがない)という意味を持ち、健康と安全のお守りとして重宝されてきたためです。
今日では、浅草寺の羽子板市は12月17日から19日までの3日間にわたって開催されています。
これは、18日の縁日だけでなくその前後の日も含めたイベントとなっています。
浅草羽子板市2023アクセス
【場所】
東京都台東区浅草 浅草寺境内
住所 東京都台東区浅草2-3-1
【電車】
東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩5分
東武伊勢崎線 浅草駅 徒歩5分
都営地下鉄浅草線 浅草駅 徒歩7分
つくばエクスプレス線 浅草駅 徒歩5分
【バス】
都営バス、京成タウンバス、台東区循環バスめぐりん→浅草駅下車
浅草羽子板市2023駐車場
浅草羽子板市2023には専用駐車場はありません。
以下、周辺の駐車場をいくつか紹介します。
【台東区雷門地下駐車場】
東京都台東区雷門2-18
■収容台数
197台
■駐車料金
最初30分/200円、それ以降は15分/100円
※平日のみ最大12時間で2400円
【浅草ROX駐車場】
東京都台東区浅草1-25-15
■収容台数
99台
■駐車料金
平日:30分/360円 土日祝:30分/400円
※浅草ROXで3000円以上の買い物で90分無料
【EKIMISE PARKING】
東京都台東区花川戸1-6-2
■収容台数
94台
■駐車料金
30分/250円
浅草羽子板市2023まとめ
年末の風物詩となっている浅草羽子板市。
今年の世相も分かるので面白いですよね。
見るだけでも楽しめるので、お出かけしてみましょう。
浅草浅草寺のお参りも行けますしね!