大阪名物、りくろーおじさんの焼きたてチーズケーキは連日人々が列を作るほどの人気です。しかし、焼きたてでないバージョンもあり、「予め焼き上げたチーズケーキ」として提供されています。
この予め焼き上げたチーズケーキとは、実際にはどういうものか?
それは、保存や持ち運びに便利な冷蔵または冷凍されたケーキで、焼きたてと比べると賞味期限や持ち運び時間にどのような違いがあるのか、気になる点を詳しく調べました。
今回は、冷蔵されたチーズケーキとの違いを含め、その特性をまとめてみます。
予め焼き上げたチーズケーキ
場所は大阪駅に近い「大丸梅田店」です。2023年ゴールデンウィークには、午前中から約50~60分の待ち時間が出るほどの混雑ぶり。店内の奥に進むと、予め焼き上げたチーズケーキの案内があります。このケーキは当日の2~3時間前に焼かれ、焼きたてでもなく、冷蔵されたものでもありません。
大丸梅田店では、焼きたてと予め焼き上げたチーズケーキで、待ち列やレジが別々に設けられています。
日持ち・保存・持ち歩き時間
続いて、日持ち、保存方法、持ち歩き時間の違いについてですが、実際にお店や公式ホームページを見ても、この点についての明確な案内はありません。しかし、焼きたても予め焼き上げたものも基本的には同じ扱いで、消費期限は冷蔵で3日間とされています。
持ち帰り後の保存方法は冷蔵が必要で、10℃以下での保管が推奨されます。持ち歩き方法は、保冷剤を使わず常温で大丈夫。ただし、持ち歩き時間は夏場と冬場で異なり、夏は28℃以上で7時間以内、冬は28℃未満で12時間以内に冷蔵庫に入れる必要があります。
冷蔵チーズケーキについて
りくろーおじさんの冷蔵チーズケーキは、現在はあまり市場に出回っていない商品です。かつては新幹線の駅構内の店舗でも扱われていました。
このチーズケーキは焼成後、急速に冷却し(中心温度80℃から10℃へ)約2時間で冷やすことで、購入から4~5日間は新鮮な味わいを保つことができます。この方法により、通常のチーズケーキと比べ消費期限が2日長くなります(※冷蔵保存が必要)。
冷蔵チーズケーキは、通常のものと比較していくつかの点で異なります。それは「保存期間」「持ち運び時間」「価格」「店舗限定販売」の4点です。
【冷蔵チーズケーキの特徴】
保存期間:購入後4~5日間
持ち運び方法:保冷剤が必要
持ち運び時間:最大5時間
保存方法:冷蔵が必要(10℃以下)
価格:通常のチーズケーキよりやや高価
販売店舗:限定2店舗
【まとめ】りくろーおじさんのチーズケーキの種類
りくろーおじさんのチーズケーキには「焼きたて」「事前に焼き上げた」「冷蔵」の三種類が存在しますが、2024年現在、冷蔵タイプはほとんど見かけなくなりました。
一般的によく見るのは「焼きたて」と「事前に焼き上げた」の2種類です。
焼きたてチーズケーキ
商品:焼きたて
保存期間:購入日を含め3日
持ち運び:常温(夏は7時間、冬は12時間)
保存方法:冷蔵が必要(10℃以下)
事前に焼き上げたチーズケーキ
商品:購入2~3時間前に焼き上げた
保存期間:購入日を含め3日
持ち運び:常温(夏は7時間、冬は12時間)
保存方法:冷蔵が必要(10℃以下)
冷蔵チーズケーキ
商品:冷蔵商品
保存期間:購入後4~5日
持ち運び:保冷剤が必要(最大5時間)
保存方法:冷蔵が必要(10℃以下)
※2024年現在は市場にほとんど出回っていません。最新情報は店舗でご確認ください。
どのタイプを選ぶかは、お好みや状況に応じて選ぶと良いでしょう。